Design

人はそのブランドをネーミングでなく、パターン認識で識別する―ビジュアル・アイデンティティの色、カタチ、文字の効用

「そのブランドのビジュアル・アイデンティティの記憶のされ方」というテーマで、おもしろいプレゼンテーション映像がありましたので、ここで紹介してみます。

デンマークのデジタルエージェンシー“INETDESIGN”によって制作された、「著名なブランドのロゴタイプ箇所のみを、全く異なるネーミングに変えたとしたら、どう人は認識するのか?」というちょっとした識別実験の要素を持った映像となっています。


Branding from inetdesign on Vimeo.


映像からいくつか例を取り出すと、こんな置き換えイメージです。

Samsung
vi_01
Milka
vi_02
Disney
vi_03
Virgin
vi_04
Coca-Cola
vi_05
Adidas
vi_06

著名なブランドは、たとえネーミングが変更されたとしても、カラースキームやタイポグラフィ、シンボルの形状によって、瞬時に特定のブランドを想起してしまう。
だから、リブランディングにおけるビジュアル・アイデンティティの改変にあたっては、慎重に事を進める必要があるのです、というような事を伝えています。
その各キーワードをビジュアル・アイデンティティのネーミングにそのまま置き換えて、実証していくというプレゼンテーションです。


脳は何かを認識するうえで、パターンを見つけたがります。
だから、人は一度そのブランドを記憶すると、もはや「ネーミング」よりも「色と文字を含めたカタチ」が識別においては優先されてしまう。
ブランドのビジュアル・アイデンティティへの記憶と、脳のパターン認識との関係が分かりやすく示されている点に、このプレゼンテーション映像の面白さはあるかと思います。

望ましい記憶づくり=ブランドづくりにおける、ビジュアル・アイデンティティの文脈において、いかにパターン(シンボル、タイポグラフィ、色)を作ることを意識して運用するか?というテーマにおいて、有用なプレゼンテーション映像かと思います。