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我々が本当に売っているものとは何か?を示すIKEAの視座 “IKEA Candid, IKEA Lounge”

IKEAによる、空港ラウンジと公衆トイレへの試みを。

「我々が本当に売っているものとは何か?」 それを広い視座に立つと、このような「広告」展開が考えられる、という意味において、非常に分かりやすい事例だと思います。

まず一つ目の試みが、ミラノサローネ期間中にIKEAが設置した公衆トイレ。

外観は、完全に仮設トイレにそれ。

が、入った瞬間、IKEAのショールームと化した、アメニティーの充実した超快適なレストスペースが用意されている、というサプライズ企画です。

そしてもう一つが、シャルル・ドゴール空港にオープンした、IKEAラウンジ。

こちらも同じくIKEAのショールーム的な場が提供され、TVを見たり、ベッドで仮眠したり、プレイルームが用意されたり、と快適さが前面に押し出されています。

サプライズ系なのか、役に立つ系なのか、という違いは一見両者にあるかもしれません。

ただ、「我々は、家具を売っている」という視点でなく、「我々は、快適さを売っている」という視座への跳躍。

それがこれら施策のポイントでないかと思います。

「我々が、本当に売っているものとは、何か?」

その本質にストレートに向き合ったうえでの、企画という事がとても感じられます。

そして何より、「その広告を受け取った人が、素直にうれしいと思う事をする」という基本姿勢。

派手さはないかもしれませんが、企画を行ううえで大切な姿勢が多く含まれた試みだと思います。


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