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「終わり」から「はじまり」へと転換する “Prudential – day one”

「それまでの価値観をポジティブに、誠実に、転換する」という意味で、そのお手本のような試みだと思いました。

プルデンシャル生命による、リタイアを身近に控えた方たちへ向けた、昨年の広告です。

従来のこのような広告のベーシックな内容とは、例えば南の島で優雅に暮らす姿。

例えば、別荘で楽しく孫たちと過ごす姿。

言わば、働きずくめの生活を終え、後は楽に暮らしていこうとする「終わり」を前提にした発想だったかと思います。

が、そこにリアリティはあるのだろうか?

本当は、これからの人生へのかすかな、人によっては深刻な不安。

でも、社会の中で生きて、役立って行きたい、という同時にある気持ち。

リタイア後の楽しみもあれど、その背中合わせに様々な不安がある姿が、現実ではないかと思います。

その現実に、従来とは異なるポジティブさで向き合おうとするのが、この「DAY ONE」という名のキャンペーンです。

リタイアした翌日を「DAY ONE」と設定。

これまでの生命保険の広告では語られなかった、「新たな一日」というリアルな視点で物語っていきます。

リタイア一日目の朝日。

その朝日を写真と、その人のリアルなストーリーから、リタイアを異なる意味として伝えて行く。

リアルさ=深刻さでなく、新たな一日として、新鮮さや希望の意味を新たに与える、とても鮮やかな気持ちになれる世界観です。

「終わり」という価値観を「はじまり」として、新しく意味付けしていくこと。

「幻想」を「現実」へと置き換えること。

「不安」を「希望」という形へ転換すること。

これまでの生命保険の広告にあった既存の価値観を、鮮やかに反転する、とても誠実な広告だと思います。

カンヌライオンズ2012、インテグレーテッド部門でのゴールドを受賞した広告です。

Day One Stories presented by Prudential


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