Inspiration
Leave a comment

スマートシティをデザインする “Smart Highway”

世界中で多くの実証実験が行われている、スマートシティ。

が、多くの場合特に日本においては、インフラを担うメーカーが主導となった、実体が見えにくい、バズワードと略称用語、そして抽象的なイメージだけが飛び交う、受け手に対しそのポテンシャルやメリットが伝わりにくい構図となっている印象があるように思えます。

そのスマートシティに対し、デザインという視点が加わる事で起きる変化。

それを如実に示すコンセプトが、最も世界でスマートシティに対し意欲的に取り組み、実証実験を行うオランダにおいて打ち出された、「Smart Highway」と題するこのコンセプトです。

Electric Priority Lane



電気自動車の優先車線を作るコンセプト。

Glow-in-the-Dark Road



太陽光エネルギーにより、昼間のチャージから自立的に車線が光る機能をもった照明システム。

これによって、これまでの照明を不要にする、というコンセプトです。

Dynamic Paint



外の温度によって、それぞれ気候を示す絵柄が浮き上がり、ドライバーへ気温の変化を伝える道路ペイントのコンセプト。

Wind Light



風力発電による照明システムのコンセプト。

Interactive Light



車が近づくと自動的に照明が付き、通り過ぎると消えるという照明システム。




これらコンセプトは「Dutch Design Week」において開催された「Dutch Design Award」で、最も優れたコンセプトとして受賞した、デザイン会社「Studio Roosegaarde」によるものです。

一目見てすぐに分かる最も顕著な特徴は、スマートシティそのものをデザインする行為が、インフラを担うメーカーが主導となるのでなく、デザイン会社とのコラボレーションにより、発案されているという事でないかと思います。

ハードありきからの、デザインは装飾機能のみとする解釈や、後付けとして最後に渡されがちな印象の日本の構造とは、異なるアプローチである事が浮き上がってくるように思えます。

その発想内容自体の違いを、こうして通じるだけにおいても。




スマートシティを担う主体の在り方を、初期段階から相互のコラボレーションで実施していく方向性へ転換する時、日本のスマートシティの取り組みも大きく変わる事を示唆する提案でないかと思います。

Studio Roosegaarde


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です