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「地球の大きさが100pxだったら」の仮定世界が持つ洗練性 “How Far is it to Mars?”

How Far is it to Mars?

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地球と火星との間のその距離感。 それを、どうリアリティを持って伝えるか?

できれば数字だけで頭へ伝えるのではなく、相対的に感じられるような設定世界による比較法が望ましいですよね。

例えば「Powers of Ten」のようなシンプルなルール設定です。

そういった出発点から、制作されたであろうサイトが「How Far is it to Mars?」と題されたこのサイト。

その設定ルールとは「地球の大きさを仮に100pxとすると」というものです。

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それによって、測られる月までの距離、3000ピクセル。月の大きさ、27ピクセル。

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そして火星までの距離、42万8000ピクセル。大きさ、53ピクセルという比較。

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「地球の大きさを、仮に100pxとすると」という仮定自体が、Webブラウザでの表現としてピタリとはまった洗練性を持っていますよね。

この発見が、なにより素晴らしいと思います。

後は「自動スクロールにしている」という点も、表現の在り方としてとても適切と思います。

ユーザ側にスクロールしてもらう方法をここで採用した場合、スクロールに「むら」が発生し、「距離感を掴む」という目的への厳密さが失われるのでないかと思います。

「体感してもらう=インタラクティブにすればOK」という話ではない、という生理への観察と回帰ですね。

さらには、自動スクロールが持つ「移動自体の気持ちよさ」。

これもすごく大事な要素でしょう。

ぐいーんと移動していくことでの「宇宙への旅」感。

どんな事が待っているんだろうという、わくわく感。

ルール設定と表現とを徹底的に削ぎ落とす。

それにより、Webブラウザにおけるサイト表現として、限りなく正解感を求める。

良心的で洗練されたサイトだと思います。クラシック。


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