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[行動を促す] > ついでに、の機会を利用する “Mailbooks …”

例えば、

店舗における、お客の回転率を最適にしていくためのイスの堅さ制御、だとか。

店内の人の流れを制御するためのアップ/スローテンポのBGM選曲、だとか。

言葉などによる訴えかけでなく、「仕組みづくり」によって、人の行動を変え、結果を変えるという切り口があります。

これは、その中でも「目に見えない」類いの仕組みづくりに相当するものですよね。

が、今回注目したいと思うのはその方向ではなく、「ある行動のついでに」という仕組み、それも目に見える自覚的な仕組み。

それをつくることで、課題をより世の中へ浮かび上がらせ、解決に寄与していく切り口についてです。




例えば、「Mailbooks」という名の、このような「ついで」の仕組みづくり。

読み終えたその本のカバー。

そのカバーを、読み終えたついでに反対に折る事で、カバー自体が本を包む封筒になる、という仕組みです。

さらに切手も必要ないために、そのままあとはついてでにポストに入れるだけ、という手間の少なさも提供されています。

よりチャリティへ関与しやすい仕組みを、いかに作るか?

その問題意識が起点になっての「ついでの仕組み」である事が、とても良く分かる試みと思います。

Mailbooks




フォルクスワーゲンによる、南アフリカで行われたこのステッカーの仕組みも同様軸によるものでしょう。

77%の雑誌が、リサイクルされずにゴミとして捨てられてしまっている現状。

その現状を変えるために、リサイクル会社への住所が書かれたステッカーを雑誌内へ配布。

そのステッカーを雑誌に貼ってポストに入れるだけで、リサイクルされるというシンプルな「ついで」の仕組みです。




「分かっていてもなかなか」を変え、行動を促していくための仕組みづくり。

その文脈では、慈善に関する仕組みづくりが、最も分かりやすい気がします。 後は習慣に関する仕組みづくりでしょうか。

その意味でこの試みは、両方の側面を持っているかのような賢いアイデアと言える気がします。

ショッピングカートを借りるのに必要な、100ウォンのデポジット。

ただ、小さなお金な事からそのまま放っておかれるケースが多くある。

この「事実」+「小額であること」と「その有効活用」という観点。

そこから、この100ウォンのデポジットを、看板とカートと募金箱に少しの注意を喚起する工夫を与えるだけで、「寄付行為」へついでにしてしまうという仕組みづくりのアイデアです。




良心へ訴える事で行動を変える、というハードルの高い選択肢を取るのではなく、「まあ、ついでなんだから」の文脈で、まずは軽く「一度やってみてもらう事」に主眼を置く。

そのための「ついでの仕組みづくり」。

まだまだ沢山の切り口機会が、世の中にありそうな気がします。


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