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2013年のキーワードは「SELFIE(自分撮り)」。その背景にあるものとは? “The Oxford Dictionaries Word of the Year 2013”

今年、インターネット内で用いられた単語を調査した中で、最も注目を集めたキーワードとは?

昨年は「GIF(動詞としての)」が選ばれた、イギリス・オックスフォード大学の出版局が選ぶ2013年のキーワードは、「自分撮り」を意味する「SELFIE(セルフィー)」でした。

スマホのカメラを主に用いて、自らを写真撮影する。
あるいはVineやインスタグラムなどを用いて、ショート動画の撮影を行い、そのまま配信してしまう。
そして、facebookやTwitterなどと連動させ、知人友人、そのまた知人友人へとさらに配信していく。

もちろん「自分撮り」には、ただ自分を撮る以外に「自分を公開する」という意味が含まれています。
この流行現象の面白さは、そこに色んなものが潜んでいると思いますので、少しパラパラとですが考えてみようかと。


例えば、
いきなり映画になってしまいますが、今年の上映作品「クロニクル」など、起点として分かりやすいと思っています。


ある時、念じる事でモノを動かす能力を手に入れた、彼ら。
その彼らが行い続けている「念じてカメラを動かし、自分(自分たち)を撮影し続けている」という行為。
つまりそんな凄い能力を得てまでして、やっている行為の一つが「自分撮り」であるという事です。

特に十代のある時期で芽生える「(いい感じの)自分を見て欲しい!」「(いい感じの)自分を理解して欲しい!」という普遍的な自意識
それを記録し、共有できるツールがあれば、やっぱり人は(ある時期における若者の場合は特に)手が伸びやすい、という事なんだと思います。

ここで言えば、自意識を表現する手段が欲しいと思う気持ちと、スマホというツール普及と、写真/動画共有SNSの整備によって、「さあどうぞどうぞー、これでアピールしちゃってくださいー」と、ジャストなタイミングで目の前に差出された事との一致。
普及と整備が環境変化としてピタリと合致した、という事ですよね。
それが背景として、とても分かりやすく提示されている感がとてもあります。


もちろんこの現象はティーン以外、一般的な我々大人世界についても、当てはまる事項はあるでしょう。
例えば「セルフブランディング」なる一時(今も??)流行ったワード。
「自分をどう見て欲しいか?」「どう見られたいか?」
その願望に合わせて、特にfacebookを中心としたSNSで、仕事や特にプライベートを演出/最適化していく、というこの主な現象。

その不自然さだとか、「いいね」を中心にした同調圧力に疲れ、facebookから離れ始めている人も、もちろん一方で見え始めているとは思います。
が、とはいえど「その人はどんな人なのか?を知る為に、ネット上でチェックしてみる」というリサーチ行為は、今後もおそらく絶えないでしょうし、そこに向けたなんらかのケアを意識し続ける事も、やはり一方で必要とされる時代だろうとも思います。


もちろん自分撮りは、海外の若者だけでなく、日本の若者へももちろん当てはまる現象です。
例えば過去より「プリクラ」が象徴していた、「自分+友達撮り」「自分+彼氏/彼女撮り」。
プラス「それを友達/彼女/彼氏へ」見せる/見せ合う、という行動にあった、他者との確認儀式の強い欲求というメンタリティ上の土壌。

これが、特に地方においてもある程度スマホが一般的に普及した事。
そしてSNS自体も彼らにとって、使いやすいサービスレベルにまで敷居が下がっている事(ネットリテラシーや危機意識/想像力については一旦置いておいて)。
それらから、使い始め慣れ始めた若者ユーザが増えた事で、「自分撮り」は、日本にこそまだまだ広がる余地が多くある気すらします。

今年の夏を中心に、過敏なメディア報道によってより顕在化した、特に飲食店におけるアルバイトたちのいたずら写真投稿騒動。
これも「自分撮り」カルチャーから生まれ出た、ある意味必然的な出来事ですよね。


少しパラパラと思いつくまま挙げてみましたが、2013年のキーワード「SELFIE(自分撮り)」。
自分的には、すごくフィットしている感じがします。

こういう一年の総括&振り返るイベントって、それをネタに色々と振り返ったり、話せたりする機会が生まれるので、やっぱり面白いですね。
もう少し色々掘り下げてもみたいところ。


Via : NHKニュース:ことしの英語の注目語は「自分撮り」

Via : Oxford Dictionaries Word of the Year 2013

Via : CBCNET : オックスフォード大学の出版局が選ぶ2013年注目の言葉に「自分撮り」を意味する「SELFIE」


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