Service
Leave a comment

[価値を変える] > 待ち時間を、楽しいものへ変える “Billboard – On Hold Jam Session, etc”

「待ち時間」という、日常生活にあるささいなストレス。

それを当たり前なものとせず、何か楽しいものへ変えて行こうとする行為には、課題解決の本質を示すものがあるように思えます。

という事から、「待ち時間」へ着目したアイデアを4つほどまとめてみました。




1つ目は、Billboardへの「リクエスト電話をかけた時の保留時間」へのアイデア。

電話の保留音として、彼らが使用している「Smoke on the water」「Jump」「Eye of the tiger」「Funkytown」。

そのメロディに合わせ、待ち手はプッシュボタンで待ち時間中に合わせて演奏できる、というものです。

これらの曲をプッシュする番号順は、Billboard誌にセットされたシールに記載されています。

そのシールを電話機に貼り付ける事で、保留音に合わせてボタンをプッシュできる仕組みが提供されている、というわけです。

音楽を楽しんでもらう事が、Billboardが提供する本質的な価値である事を考えれば、とても合致されたアイデアと思います。




2つ目は、「受付の番号札」そのものに、違う意味を与えるというアイデア。

発券される番号札をメディアと設定し、新刊書籍のストーリー概要をプリントする。

それを読むことで、時間をつぶす為のコンテンツを待ち手へ提供しながら、新刊書籍のプロモーションへもつなげていく、というアイデアです。




3つ目は、以前このブログでも取り上げた「バスを待つ場をミニシアターへと転換する」というアイデア。

待つ人にとっては孤立的な空間となりがちなバスの待ち場を、「短編映画」を上映する事で、人と人とをつなぐ場へと転換する。

上記2つが、個人的な体験へ目を向けるものであるなら、このアイデアは「待ち時間を他人と楽しく共有するためのアイデア」という点にとてもポジティブさを覚えます。




そして最後の4つ目は、「信号待ちの、こちらとむこう」それぞれの待ち人同士で、赤信号の間ゲームができるというアイデアです。

このアイデアも、待ち時間を「個人的に楽しむ」という方向へ転換するのでなく、「お互いに待ち時間を楽しむ」という方向へと進ませています。

この映像でも同じような光景が見られますが、きっと赤信号の間プレイした人同士は、青信号になりすれちがう際に、ちょっとした挨拶などすることでしょう。

待ち時間をお互いに楽しみながら、こちらとむこうの人同士をつなぐ役割も果たす。

このような「場づくり」のアイデアには、何か現代的なリアリティを感じます。




たとえ「待つ場」であっても、何しらつながりあう機会はある。

それを見つけて、楽しみあえる機会もある。

このテーマには、「待つ場」以外にも存在する、同じようなささいな日常風景のストレス(=課題解決機会)への注目を、自分たちへ促すテーマが含まれていると思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です