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[行動を促す] > 誰に伝道師になってもらうのか?に注目する “TEDx Buenos Aires”

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2011年と、少々昔の話ではありますが、シンプルながらも素晴らしい試みを。

ここまで「プロモーションとは何か?」という問いに対し、分かりやすくも本質的な回答が含まれている試みは、少ないようにと思います。

「TEDx Buenos Aires」に向け、TEDの知名度をブエノスアイレスにおいてより向上したい、という目的。

その目的に対し、着目したのは「一般の人と多く接する人=タクシードライバー」。

タクシードライバーを味方につけ、その良さを語ってもらう伝道師になってもらう、という考えです。

「タクシードライバーをメディアにしてしまう」という着目自体がまず素晴らしいのですが、ここでの肝は、「どうして彼/彼女は伝道師になりえたのか?」という点だと思います。

TEDは、とても素晴らしい。

だから本当にその良さを知って欲しい。

その信念があるがゆえに、6時間もの時間、カンファレンスでの講演を徹底的に行い、伝えきる努力をした事。

その内容が素晴らしいが故に、ドライバーたちも聞き入り、メモを取り、それぞれの心に何かを留めた事。

その2つがセットで揃っているからこそ、嘘のない伝道師として、タクシードライバーというメディアが成立しえたのだと思います。




「人は、本当に良い体験を求めている」こと。

そして「良いもの」は、「適切な相手」へ「真剣に伝えれば」、その人がハブとなり、広まっていく、ということ。

プロモーションという行為の本質とは、ここに尽きると思います。

この3者どれか抜けても恐らく成り立たない、あるいは不自然な状況になる、という事を端的に示す試みではないでしょうか。




テクノロジーや、トレンドは、時に本質を見えなくさせる事があります。

目的と回答とが、ここまでシンプルにそぎ落とされ、本質が見えやすくなっている試みというのは、そうあるものでないと思います。

その意味で、原点回帰のような、ある種の教科書とも呼べる試みでないかと思います。


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