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「単純ルール」と「みんなの動き」と「単純記号」。それらが持つ行動規程力 “Do Not Touch”

Do Not Touch01

オランダのバンド「Light Light’」による、インタラクティブなMV「Do Not Touch」。

この「マウスカーソル」に着目した「マウスカーソル・クラウドMV」とでも形容されるべきサイトの在り方がとても面白いです。

まずサイトを開くと、無数のマウスカーソルがうごめいており「きみのマウス位置を記録するので、指示通りに振舞ってみてね」というシンプルな指示が表示され、曲と共にスタートします。

この無数のマウスカーソルは、約2時間前ほどにサイトへ訪れ取得されたものであるとのこと。

みんなのマウスカーソルを記録し、定期的にビデオに取り込み、リアルタイムであるかのように動画として見せている、との模様です。

が、その仕組みそのものより圧倒的に面白いのは、この「単純な指示とルール」。

そして「みんなの動き」の覗き見感覚です。

まずはその単純指示とルールの面白さ。

「自分の国籍を指差しなさい」など、ただマウスを質問に従い移動するだけのシンプルなものから始まり。

Do Not Touch02

「緑色のゾーンに沿いなさい」という、「白線踏みながら家へ帰るゲーム」的な普遍性を持った単純ゲームへと。

Do Not Touch03

この単純ゲームには、「人ってやっぱり、こういう動作の選択肢を取るんだね」的な動画傾向が垣間見えて、妙な楽しさがあります。

話は変わりますが、上空から見たコミケ光景のあの動画。

あの「整列度合いを俯瞰観察できる妙な気持ちよさ」+「かつ自分も加わる事ができる妙な一体感」の体験と言うべきかのような。

これは、あまりこれまで味わった感覚が少ない類いの体験でないかと思います。

後は「ほったらかし方のセンス」ですよね。

単なる風景を放置することで、人は何に、どう反応するのか?

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女性の顔に対して

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女性のヌードとメッセージを置いたら、どう反応するのか?

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ベースやキーボードが配置されたら、どうか?

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人の単純生理を利用した、インタラクティブ実験MVと解釈すらできるサイトと思います。

感覚的に一番近いと思われるのは「ニコ動の字幕コメント」の仕組みでしょうか。

「文字」や「マウス」のような単純な記号である事と、リアルタイム性をそこに持つが故の、あの生理的な祭り感覚。

インタラクティブの根源にある超シンプルなヒントが眠っているなあ、と思います。

Do Not Touch


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